近距離幼なじみ





俺は、お前を見てるけど

お前は、俺を見ていない。


だから俺は、いつでもお前を見てるんだ。



でも


自惚れているかもしれない。


今日のあいつの髪は、おろしていた。



それだけ。


たったそれだけで



俺は、ばかな勘違いをする。




「あ、咲坂今日は、髪おろしてんの?」


「へっ?うん」


「なんでー?」


クラスの男子が夏帆に話しかけていた。



あいつは、多分夏帆を可愛いと
思ってる奴だ。



「へっ?//////な、なにって気分かな!」


「可愛いー!まじ髪の毛さらさら
じゃん」


そういうと奴は、夏帆の髪の毛を
触った。


「でしょー?へっへーん!」

お前も触らせてんじゃねぇよ!


「あーまじやべぇ。」


………完全にキレた。


俺は、椅子から立ち、



「いいでしょー!シャンプーはねー…」

「おぃ、お前」


俺が呼ぼうとしたのは、


「へっ?翔太?!」



夏帆だった。