『ガタンゴトンガタンゴトン』 電車に乗り、俊哉くんのことを 考えた。 あ、 なんか、喉の奥がツンツンする。 苦しいな。 締め付けられてるみたい。 あれ? 視界がぼやけてきたな。 手の甲に、雫が落ちた。 「……っ。」 苦しかった。 辛いと思った。 俊哉くんに彼女がいたことが 辛かった。 恋ってわかんない。 恋って楽しいの? あたしにとっちゃ 恋なんて、アイスみたいに 甘くない……。