近距離幼なじみ




「ほんっと、翔太くんかわいそ。
こんなに嫌われてるなんて…」


「….?あいつもあたしのこと嫌いだし!」


「はぃはぃ」


む。て、テキトーに流したな。



と、とにかくあたしは、高校生活を
こんな感じで楽しんでいた。








_________。


「夏帆 また明日ね。じゃあね」


「おーばいばーい」


春香とばいばいして、帰る準備をしていると、


「夏帆」


で、出た。


「んだよ。その顔。帰るぞ」


「はぁ?今日部活は?!」


「休み」


はぁぁあぁああ。まじかぁぁあ。


「いいよ。1人で帰る」


「はぁ?無理。お前の母さんに
休みだったら、夏帆送ってくれない?って言われてOKしたから」



あんの、母。いらんこと言って、、、


「帰るぞ。モタモタすんじゃねーよ」


「はぁ?モタモタしてないし!」


「うるせぇ。さっさとしろ」


そんなに言うなら先に行けばいいじゃん!


「置いてくぞ」


そう言いながら、教室を出て行く翔太。


「もー待ってよ!バカ!」


そう言われながらも、待ってと
思わず言ってしまう。