大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない






------「私、バカだよね…。気がつかなかったなんて。」


「そうか?
気づかなくてもおかしくはないと思うけど。」


「そうかな?」


「ああ。
てか、元彼ひどいな。」


「うん………ひどい…よ。」


何故か溢れてくる涙。

私はそれを我慢した。
あの日と一緒だ。

そして、


「テニス…しよっか。」


そういって西科の目の前に移動した


「なぁ。」