大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない






ちょ、ちょ、ちょっと待って。

男子テニス部、女子テニス部、
おまけに顧問の先生がいるんですよ。


こんなとこでキスしちゃうなんて、
おばかさんになったんですか?


でもね、残念ながら抵抗は不可能。

優夜の左手に、手首掴まれて、頭の上で固定。

優夜の右手は腰にまわってて、
どうすることもできない状態。


そして、しばらくして、やっと唇を離してくれた。


「…はぁ…はぁ…、あんた、バカ?」


「ん?」


「こんなに人いるのに、キスなんかして……。」


「いいだろ?」


そういって、にこっと笑う優夜。

ずるい。その顔は許すしかない。


「……いいよ。」