大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない






「“また、家に来てね”ってなんだよ。
今までにも来たのか?」


「うん。今日も泊まってたし。」


「泊まり……。」


「うん。泊まり。

さっ、教室戻ろう。」


私がドアノブに手をかけたとき、

ぐっと腕を引っ張られ、
大好きな甘い香りに包まれた。

このパターンは今日2回目。

でも、雅人には悪いけど、こっちの方が幸せっていうか何て言うか…。


「どうしたの?」