大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない






「雅人、意外と優しいんだね。
ありがとう。」


「ははっ、“意外と”ってなんだよ。」


「合コンの日と違って見えた。」


「そうか?一緒なんだけどな。

じゃ、いい報告が聞けるように待ってるからな。
連絡、しろよ?」


「うん、わかった。」


私がそういうとぬくもりが消えた。


「じゃあ、俺はこれで。」


「うん。」


雅人が背を向けると同時に私も校舎へと足を進めた。