大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない






「んじゃ、私はこれで。

あ、明日も暇だったら相手してよ。」


「ああ、いいぜ。
俺も、お前に勝てるように頑張るわ。」


「いや~。無理無理。
あんたは私に、何事も勝てないね。」


そういって、西科が持っていた水筒をもらって、更衣室へと歩く。


「フッ、黙れチビ。
容姿だけは勝てると思うけど?」


「ん~、…そうかもね。」