「いってきます。」 「いってらっしゃい。」 魁くんに見送られて、扉をしめる。 「茉梨~。」 「何?」 「大丈夫?」 「ん?」 「今、彼氏に会っても、平気?」 そんなこと、心配してくれるんだ。 「平気。 ちゃんと確かめるし。」 「そっか。じゃあ、行こう。」 「うん。」 私たちは学校へ向かった。