「良かった。安心した。
ごめん。急に抱き締めたりして。」


そういって、西科は手を離した。

もうちょっと抱き締めてくれてても良かったのに…。


「お取り込み中だったみたいだけど…
ちょっといいかな。」


また、元彼がきた。
なんで学校にまでくるのよ…。


「お前、しつこい。
いい加減、茉梨に執着すんのやめろ。」


「執着なんかしてないよ。
俺はただ茉梨を愛してるだけなんだ。」