偽装アイ。





「私がね、傷つくのはいいんだ
それはまだ耐えられる。
でも颯太まで傷つけられてしまったら私はそっちの方が辛い…」



「…結愛」



「今の私はまだ弱いままで…颯太には釣り合わないかもしれない。
それでも…いいですか?
あなたの、颯太のそばにいても…いいですか?」



私は強くなっていると思っていた



あの時よりも、強く



でも実際はまだまだ弱くて



大切な人を巻き込むことを恐れてしまっている