偽装アイ。





「さ、仲直りしたことだし
俺たちは帰るか」



「そうね、後はお若い二人で…」



そういって杏奈先輩と翔先輩は帰っていった



しっかり手をつないで



「ほんと、感謝してもしたりねーな
二人には」



「そうだね、二人がいなかったらきっと仲直りできなかったよ」



幸せそうな二人の後ろ姿を見ていると



颯太がそっと手を握ってきた



「俺たちも帰るか、送るよ家まで」