私たちは近くにあったベンチに座った 颯太はまだ背中を叩いてくれていた 「…無理、しなくていい」 颯太は苦しそうにいった 「え?」 「多分、翔の方がお前の悩みに早く気づいていたから…だから翔に話したんだろ?」 違う… 「翔いいやつだもんな、優しくて周りをよく見て…」 違うよ… 「だから、お前があいつを選ぶのも…」 「違う!!」 私は颯太の言葉を遮っていった