遥と別れ、玄関の前に立ち尽くすこと、5分。


玄関にある、男もの靴が2つ。


その靴は、昨日も見たことがある。


1つは、今日の朝に見たような気がする。


あたしは、盛大のため息をつく。


この人達は、暇なわけ?


あたしは覚悟を決め、玄関を上がった。


そのまま、自分の部屋に上がってしまおうか。


覚悟を決めたものの、すでに逃げ腰になっている。


「雫月」


そんなあたしに、いち早く気付いたのはママで、、、


やっぱり、見逃してはくれませんよねぇ~。