Dark Moon&Star 完結

星夜の声を聞き、愛おしいと思ってしまうあたしは、、、


、、、本当、どうしようもない女だ。


「用がないなら、、、」

『用なら、いっぱいある』


、、、いっぱいって、、、


『雫月。俺、どうしようもないくらい、雫月が好きなんだ』


その言葉に、チクリッと胸が痛む。


『俺のせいで、、、響月が死んだのに、、、なのに、雫月のことを手放すなんて、俺には出来ねぇんだよ』


あたしは、グッと涙を堪える。


『どうしようもねぇ、男だよな』


星夜は電話越しに、乾いたような笑みを溢す。


、、、それは、あたしも同じ。


あたしのせいで響月があんなのことになったのに、、、


なのに、あたしはまだ、、、


、、、星夜が好きで仕方ない。