暁夜は慣れたように、バイクを乗り回す。


それを怖いとは思わなかった。


むしろ、気持ち良いと思った。


どれくらい走ったのか、わからない。


だけど、凄くあっという間だったような気がした。


バイクは、大きな倉庫の前で停まった。


、、、ここが、夜狼会の倉庫?


あたしは、建物を眺める。


本当に、あたしはここに来たことがあるのだろうか?


「暁夜」


健吾が暁夜のことを呼ぶ。


そして、3人は倉庫の前に停まっている車を見る。