Dark Moon&Star 完結

「まぁ、、、」


それに苦笑いをする。


「とりあえず高校くらいは、ちゃんと卒業しま~す」


なんて、無理に明るく言った。


そして、あたしは立ち止まる。


「雫月ちゃん?」


そんなあたしに気付き、サクも立ち止まる。


「頑張って卒業はするけど、サボりは見逃してね?」


そう言って、近くにある窓から、逃げ出した。


「雫月ちゃん!!」

「気が向いたら、たまには授業に出ま~す。サク先生」


そして、あたしは走り出した。


「響月より、雫月ちゃんの方がお前や姫に似てるよ。シン」


サクがパパに向って、そんなことを言っていたなんて、、、


あたしはこれっぽっちも、知らなかった。