Dark Moon&Star 完結

そんなあたしの望みは、すぐに打ち消された。


「雫月ちゃん、面白いね。冗談とかじゃなく、ここだよ」


笑って言うサクに、一瞬殺意を覚えた。


冗談じゃない。


あたしはヤンキーとか、不良じゃないんだから!


てか、学校では至って大人しいタイプの子なんだよ?


そんなあたしが、こんな不良学校だなんて浮くでしょ!


男子だったら、即パシリに使われるようなタイプだし。


、、、じゃなくて!


「ママも、、、何考えてんのよ」


あたしは独り言のようにぼやく。