そんなあたしに、折れてくれたのは、サクで、、、


「、、、わかった。凛太郎に連絡してみる。それで、凛太郎が「いい」って言ったら、雫月ちゃんにも教えてやる」

「、、、ありがとう、サク」


本当に、ありがとう。


あたしのわがままを、聞いてくれて、、、


あたしは、ゆっくりと深呼吸をする。


「凜くんから連絡が来たら、すぐ教えてよね?」

「、、、わかった」


サクの言葉を聞き、明るく振舞う。


「じゃ、あたし授業出るから」


そう言い残し、あたしは準備室を後にした。