Dark Moon&Star 完結

「あたし、、、所々の記憶がないの」


あたしはママにも話していないことを、サクに言う。


「どういうこと?」


サクは、少し困惑してるようだ。


「わからない。だけど所々、穴が開いたように思い出せないことがある」

「いつから?」


それは、、、


「そうなったのは、響月が死んでから」

「2年前から、か」


あたしは、頷く。


「響月の死は、暴走族の喧嘩の巻き添えだったんだよね?」

「、、、あぁ」


それは、間違っていないんだ。


じゃあ、あたしが暴走族を恨んでも、おかしくないんだ。