ベッドに倒れこむ


カーテンを開き星をみる


空を見ていれとひろとに近づけそうな気がしたから


「おれ……い…」


声がしたような気がした


懐かしい声が


【幻聴?あはは私とうとうイカれた?】


「俺はそこにはいないっつーの!!」


今度はハッキリ聞こえた


この声はひろと…


振り向くと本当にひろとがいた


「ひ…ろと?」


「おう♪久々!!」


前と同じくったくのない笑顔


「なんで?ひろと!!」


抱きつこうとしたのにひろとをすり抜けた


「っ!!」


ひろとは苦笑いで


「俺幽霊だから触れないんだわ」


死んだんだとひろとから言われ気がした


でもそんな事もう気にならなかった


ひろとが目の前にいるのが嬉しかった


本当は泣いて逢いたかったと言いたかったけど


私は可愛いげのない女子だから


つい強がってあっそって言ってた