「いい天気。」


外は雨だと言うのに婆ちゃんは眩しそうに目を細める。


僕の事をひろとって呼んだりしちゃうから


認知症なんだってパパと爺ちゃんが話してた


「婆ちゃん雨だよ?」


僕はさとすように言うと婆ちゃんは


「迎えに来たのかい?」


ととんちんかんな事を言うんだ。


僕はどうしていいのか分かんなくてパパ達を呼びに立ち上がった。