気づくとデジカメはひろととの写真で埋め尽くされてた


そんな時だった


いつもみたいにひろとと喋りながら外に出かけようとしていると


いつ帰ったのかひろとママがいた


「ひろとママ」


私の声に顔を上げて笑いかけるその表情はとても悲しげだった


「ゆいちゃん家によってかない?」


「はい」


ひろとママはよかったと言って家に入れてくれた


昔はたくさん遊びにきていた家


もっと明るくて笑い声が溢れてたのに


今は寂しい…