「ていうわけで西村君とまた付き合えるようになったの!」


次の日の休み時間、由佳ちゃんに昨日あったことを説明。

由佳ちゃんは笑って


「よかったじゃん。」


と言ってくれた。


「え? 今のどういうこと?
西村君とより戻したの? 藤原さん。」


急に声をかけられた。

この声はーーマナちゃんだ。


「ま、マナちゃん…。」


「ま、私は別に西村君は別に好きじゃないからどうでもいいんだけどねー。」


そう言って笑うマナちゃん。

でも、目が笑ってない。


「あの? マナちゃん?」


「私は好きじゃないけど、安田さんはどうかな? 安田さんは西村君LOVEだからさ。
せいぜい奪われないようにね。
昔の私みたいに。」


そう言って去って行くマナちゃん。


「彩、気にすることないから。」


そう言って励ましてくれる由佳ちゃん。


「うん…」


そうだよね。今、西村君の彼女は私。
安田さんが何を言おうが何をしようと動じなければいいんだよ。