「由佳ちゃん、ありがと。大好きっ!」
「は? 何が? まあいいけど。」
由佳ちゃん、私放課後伝えるね。西村君に。
そう決意して私は由佳ちゃんとお昼ご飯となった。
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放課後。
私は西村君にメールをする。
《今日、屋上へ来て下さい。》
そうメールして私は屋上へ向かう。
屋上に着いた頃に西村君から返信が来た。
《わかった。今から行く。》
それから5分後、西村君が屋上に来た。
「で? 何? 何の用なの。藤本さん。」
他人行儀で冷たく言い放つ西村君。
「に、西村君に話があって…」
「ふーん。俺は藤本さんに話なんてないけどね。」
そう言われて傷つかないほど私の神経図太くない。傷つきまくりだよ…。
でも、気持ちを伝えるの。
後悔だけは絶対したくないから。
私は3回ほど深呼吸をしてから西村君をしっかり見た。

