「いやぁ!」
唇が触れる寸前に私は西村君を押しのけた。
西村君はおかげでベッドから落ちた。
「西村君のバカァ!
西村君なんて大嫌い!
どうせ私なんて遊びなんでしょ?
キスだって本当にしたい人他にいるでしょ?
西村君は奈「失礼します。」
西村君は奈美さんがいるじゃん。 こう言おうとしたとき、真が部屋に入ってきた。
「大和様、女の子を泣かせてはいけません。
あんた、こっち来い。」
そう言って真は私の腕を引っ張った。
「うわっ、し、真? どこ行くの?」
真は私の質問を無視して西村君に向かって
「俺も男ですから、なにするかわかりませんよ?」
と言ってから歩き出した。…私の腕を掴んで。

