一週間だけ付き合って


「いやぁ!」


唇が触れる寸前に私は西村君を押しのけた。


西村君はおかげでベッドから落ちた。


「西村君のバカァ!

西村君なんて大嫌い!

どうせ私なんて遊びなんでしょ?

キスだって本当にしたい人他にいるでしょ?

西村君は奈「失礼します。」



西村君は奈美さんがいるじゃん。 こう言おうとしたとき、真が部屋に入ってきた。


「大和様、女の子を泣かせてはいけません。

あんた、こっち来い。」


そう言って真は私の腕を引っ張った。


「うわっ、し、真? どこ行くの?」


真は私の質問を無視して西村君に向かって

「俺も男ですから、なにするかわかりませんよ?」


と言ってから歩き出した。…私の腕を掴んで。