「に、西村君? どうしたの?」


「着いた。」


私が顔を上げるとそこにはできたばかりの動物園があった。


「やったあ! 動物園だ!」


「動物、好き?」


「うん! 大好き!」


「それはよかった。」


そう言って西村君は私の頭を撫でる。


「と、とにかく入ろうよっ!」


「そうだな。」


そうして私たちは動物園に入って行った