あれから、なんとか家にたどり着いた。


「西村君、今日も送ってくれてありがと。」


「それは、別にいいけど、それより、明日開けておけよ。

デートする。10時にお前ん家迎えに行く。
じゃあな。」



それだけ言って西村君は帰って行った。


で、デート !?


服、服がない!

あ、そうだお姉ちゃんに借りよ。


「た、ただいま! お姉ちゃん、服、服貸して!」


「デート? いいよ。選んであげる。」


「ありがと!」


私のお姉ちゃんはファッションデザイナーをしていてものすごく服のセンスがいい。