「あんたは奪ったつもりはなかったかもしれないけど私の彼氏はあんたを好きになったから別れよう、って言ったのよ!
本当サイテーよね。あんたは。
なにをしたの? 私の彼氏は学校一の美少女にもなびかなかったのに…。
だから私はあんたと同じ高校行って親友のふりをしてたの。今まで。
それでたった一週間だけどあんたと付き合うことになった西村君を奪おうとしたの。
それであんたに西村君好き宣言をして、あんたが、
”私も西村君のこと好きなのに、マナちゃんも好きだしどうしよ”
って苦しむことを予想してたのに…
まさか堂々と西村君好き宣言されるとは思わなかったわ。
どんだけ自分に自信があるのかしら…。
たいして可愛くないくせに。」
そこまで言うとマナちゃんは私を睨んで
「西村君が好きなら別れてよ。それで苦しんでよ。」
と言った。

