一週間だけ付き合って


お昼休み。


「マナちゃん、ちょっといい?」


今から、マナちゃんに私も西村君のこと好きだって伝えるんだ。


「うん、いいよ。」


では、屋上へゴー!


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「で? 彩ちゃんどうしたの?」


私は3回深呼吸をした。
よし、言うぞ!


「あのね、私もその、西村君のことが、す、す、好きなんだ!」


い、言えたぁ。
私がホッとしているとマナちゃんはワナワナと震え出した。


「マ、マナちゃん?」


「あ、あり得ないわっ! サイテー!
なによ、それじゃあ親友のふりをしてた意味がわかんないわよ!」



”親友のふり”?どういうこと?



「あんた、どういうこと?って顔してるわね。いいわ、教えてあげる。

あんたは覚えてないだろうけど私達、中学同じなの。

あんたは、あんたは私の大好きだった彼氏を奪ったのよ!」



「なっ、奪ってなんか…」


私が反論しようとするとマナちゃんはそれを遮った。