「どこまでいったのよ? 西村君とは。」 お昼休み、由佳ちゃんと喋っているとそんなことを聞いてきた。 どこまでって…そういう意味だよね? 「えっと、唇じゃないけどキスはしてもらったよ?」 私がそう言うと由佳ちゃんはワナワナと震え出した。 「え、じゃあ、唇にキスは?」 「ない。」 「それ以上のことは?」 「あるわけないじゃん!」 それ以上のことを想像しそうになって慌てて否定する。