…こいつ、バカなのか? それかどれだけ俺がお前のこと好きなのかわかってねえのかな。 「バカ。俺がお前の誕生日忘れるわけねえだろ。」 俺がそう言うと彩はポロポロと涙をこぼし始めた。 えっ、何で泣いてるんだよ! 少しパニクる俺。 すると彩はニコッと最高の笑顔で 「ありがと…西村君っ!」 と言った。 …そんな笑顔反則だろ。 そう思いながらも余裕そうな振りして、 「俺もありがと。」 そう言って笑った。