「ちょっ、泣くなっ! 嫌いじゃねーから。てか、好きだから!」 俺が必死になって言うと彩は上目遣いで 「ほんとう…?」 と聞いてきた。 「本当、本当! 大好きだから。 だから上目遣いやめろ。」 俺がそう言うと彩は急にはしゃぎ出した。 「えっ、ほんと? わたしもにしむらくん、すき!」 …ったく、酔うといつも以上に喜怒哀楽が激しいやつだな。 そう思いながらも彩を観察する。 すると、彩は急にベッドに寝転がり、 「おやすみ。」 と言って寝始めた。