「んー、よく寝た…って、えっ?」


私が目を覚ますと西村君は寝ていた。


スヤスヤ眠る西村君は子供みたいで可愛い。


西村君のことをじーっと見つめていると西村君は急に起き出して意地悪そうに笑った。


「何? 見惚れてんの?」


「な、起きてたの⁉︎ 」


「うん、まあ。

そういえば熱は?」


そう言って体温計を渡してくれる。

体温計をもらって測る。


「36.5度。熱下がったぁ。」


「そうか、それは良かった。
じゃあ明日から学校これそうだな。」


「うん!
心配してくれてありがと。」


私がお礼を言うと西村君は急に思い出したように質問してきた。