一週間だけ付き合って


しばらくすると女は戻ってきた。


「これとこれと…これがお粥の材料です。
お見舞い品とかは相手が喜ぶ物がいいと思います。」


「ありがとうございます。では。」


そう言って帰ろうとする。


すると女が俺の袖を引っ張って引き止めた。そして上目遣いで


「私も一緒に探します。」


と言った。


うわ、この女の上目遣いとか思い切りワザだし。可愛くないし、なんとも思わねえ。


「別に大丈夫です。」


キッパリと言い切る。だけど女はしつこかった。