しばらくすると女は戻ってきた。 「これとこれと…これがお粥の材料です。 お見舞い品とかは相手が喜ぶ物がいいと思います。」 「ありがとうございます。では。」 そう言って帰ろうとする。 すると女が俺の袖を引っ張って引き止めた。そして上目遣いで 「私も一緒に探します。」 と言った。 うわ、この女の上目遣いとか思い切りワザだし。可愛くないし、なんとも思わねえ。 「別に大丈夫です。」 キッパリと言い切る。だけど女はしつこかった。