目を覚ますと私は保健室で寝ていた。 「起きたか。」 「うん、おはよ。って西村君⁉︎ なんで? てか私、借り物競争の練習っ!」 「うん、とりあえず落ち着け。 一応言っておくと、お前は倒れたんだよ。体育の時間。 そして今は6時半くらい。完全授業終わってるよ。」 今6時? どんだけ寝てたの私…。 でもなんで倒れたんだろ? 確かに今日ダルかったけど…。 そんな私の考えを読み取ったのか西村君は申し訳なさそうにして 「熱があるんだよ。お前。 多分俺のがうつったんだと思う。 悪いな。」 と言った。