一週間だけ付き合って



「えっ、いや、あの頭上げて。」


私はちょっと戸惑いながら言う。


すると安田さんは頭を上げて私を見てニヤリと笑った。


「なんて言うと思った?
私たちがあんたに謝ることなんて一生しないわ。」


そう言って安田さんはパチンと指を鳴らした。


すると、安田さんの取り巻きの1人が
バケツに水を組み始めた。

そして水が満タンのバケツを私の近くへ持ってくる。


「いい? 1、2、3であんたに水をかけるわ。

じゃあいくわよ。 1、2、3ーー」


もうダメ。そう思い目をギュッとつぶる。

でもーーいくらたっても水をかけらない。

不思議に思い目を開ける。


するとそこには焦っている安田さんたち。
ーーそして目の前にはビショ濡れの西村君がいた。