一週間だけ付き合って


次の日、その次の日、そのまた次の日…


日が経てば経つほどひどくなる安田さんたちの行為。


あれから3週間したくらいのこと。


いつものようにお昼休み、安田さんたちのもとへ向かう。


正直もう行きたくない。でも行かなかったら私の負けみたいで嫌。だから行く。


「おまたせ。」


私が着くと安田さんたちはなぜか機嫌がよかった。


安田さんは私に


「最後に聞く。あんたは本当に西村君と別れる気がないの?」


「ない!」


とここは即答。


すると安田さんたちは、私を体育館倉庫に入れた。


「ちょっ、何するーー」


「じゃあ帰りまでには迎えに来るから心配無用よ。」


ガチャ


とても嫌な音がした気がした。


恐る恐る扉に手を掛ける。

ーー開かない…。

閉じ込められたんだ。

まあでもそんなことでは動揺しない私。
だっていつかは開くでしょ。

何かあったら携帯もあるし。


私はそう思い呑気に座って誰かを待つ。