日本暗殺

「――別にない。…異存はないよ」


囁き声から語尾を強め、希里斗はそうきりだした


「何があっても、何をしてでも、俺達はもう引き返せない。やるしかないんだ。異存はないよ」



解らないのが人の心


決して見えないのが、人の心


でもこの時、私にあるべきだった疑念の思いはそのかけらすらも、残さないでいた


「決まりだな。では一人ずつ、自己紹介としゃれこむか?」


レイが言った


はりつめていた重たい空気が、また一瞬にして和んでいく様を、この時は心地よいとさえ感じた