日本暗殺

皆にとって私の願いは、むしろ好都合とも言える


受け入れてもらえる確信はあった


「正直に言おう」


男は私にではなく、皆にその言葉を投げかけた


「俺もそうするしかないと思っていた。例え誰にも言わないと優里奈が約束したとしても、不安は確実に俺達に残る。

手元に留めておけるのなら、少なからずその不安は解消されるからね」


男の視線が私を捉える


凛とした瞳の奥には、確固たる信念が見てとれた気がした


「優里奈。俺の呼び名を言っておこう。レイだ。初対面から呼び捨てで、名乗らないのもおかしな話しだ」


謎めいた微笑みを残し、男は言った


「―ありがとう。レイ」