日本暗殺

「希里斗の病気のこと、みんなはどこまで把握してるの?」


誰にともなく問いかけた


仲間なら当然、助け合うのが普通だと信じて


返答はなかった


でも、無言で立ち上がった一人が、一枚の紙を私の前に置き、言った


「読んでみろ」


何も言わず、私はそれに手を伸ばす


おそらくそれは、何かの本をコピーしたものか、もしくはインターネット上に出てたものを、そのままプリントアウトしたものだろう



希里斗の病気。病名、多発性骨髄腫に関する記述が、ぎっしりと書き積められていた