日本暗殺

止めるべきか


見守るべきか


それとももう一つ、険しいまま残されたその道を、選ぶべきかと


共にいくというその道を


おそらく、3つ目を選べば歓迎はされない


でもまた、撥ね付けられることもないだろう


希里斗と共にいたいのなら、この道がもっともなのも事実


そうすることでのみ、私は希里斗と共にいられる


限られた希里斗の残り少ない人生を、共に過ごすことができる



答えは私の心にこそあった


私は悩むことに逃げてただけ


結論づけるのが怖かったのだ


だからこそ、それがどれほど重大なことかということの自分なりの理解も、得たつもり


まさか私が。とも思った


でもそれが、愛するということなのだろう


好きだから


愛してるから


時に複雑に絡みあい、もがきあっていた想い


収まるべき場所は

一つだったのかもしれない



そう思った