瑠美と2人、肩を並べて歩いていた 「優里奈、なんか最近元気ないよね?どうしたの?」 心配顔で瑠美が言う 優しい瑠美の気配りと、夕暮れ時の心細さに、泣きたくなった 「もしかしてまだ希里斗のこと、引きずってんの?」 はっとした そうだ 瑠美の中で、私と希里斗が付き合っていたという事実は、過去のものとなったまま 「え?ううん。違うの、そうじゃない。大丈夫だよ私」