要は私の存在をなんとか信じてくれた。



「俺らって、未来でも仲ええの?」



突然の質問に、私はドキッとした。

そうだ、まだ過去の3人は
私がすべてを捨てて上京したことを知らない

何も言えずに黙っていたら、
気の利くさくらちゃんが違う質問をしてくれた。



「雅は、未来で幸せなの?」

「…うん、幸せだよ」



欲しかったものをすべてを手に入れて、
幸せじゃないはずがなかった

ただ、

欲張りな私は、
何かが足りない事に気づいていた