私はガムテープを乱暴に剥がすと、
ダンボールを開けた。


ダンボールの中には、
色とりどりのお手紙やお菓子
ファンの子達は私のことを良くわかっていて、


好きそうなお菓子とかを送ってくれる

勿論それはすべて好きなわけで、
夜なのに何個かあけてしまう。


この日も私は既に、
二つほどのお菓子を開けてしまっていた


ふと箱の中に目をやると、
見慣れない板のチョコレート。
パッケージには


『30分 チョコレート 』


心を揺さぶられる名前に、
私はワクワクしながら口の中に放り込んだ。