私の名前は氷室明日香
私立銀杏美学園の1年生
私には秘密がある
それは今流行りの携帯小説柚木を書いていることだ
「明日香ちゃんこれから帰り?」
「あ、うん
今から帰るところだ」
こいつは幼稚園のころからの幼なじみ
南雄介家もとなりで小さなころからよく遊んでいた
『キャー
時雨君だぁ
時雨君~一緒に帰ろー』
『ゴメン
まだ生徒会の仕事あるから』
またこいつか。
こいつはいつもこれだ
つまらない男だな
[今回の柚木みた?]
[うん
見た見た]
[今回の柚木ドキドキしたよね]
[うん
怪盗ジャックに新展開がねー]
ふむ
なかなかだな
「明日香ちゃん凄いね今流行りの携帯小説柚木」
「明日香ちゃん聞いてる?」
「わ!」
「いきなり話かけるな
もぅ」
「あわわ」
「ご、ごめんね」
「うんわかった」
[でももう少しアレがほしいね]
[うん]
[ラブがほしいね]
ラ、ラブだと!
恋愛は実際に体験しないとわからないな
さぁどうしたものか