「あ、楓。」



「わぁぁぁぁ!!氷雨だぁぁぁ!!!」



…《さん》がなくなってる。



「久しぶり。」



「……相変わらず無表情にポーカーフェイスですなぁ。萌える……」



「………………」



「嘘ですってー!そんな冷たい目で見ないでよー!」



テンションの高さがやばすぎる。



氷雨はマイナス60℃いってるだろ。


楓は80℃超えてるな。



「それより、何の用で来たの?」



「そうだったそうだった。時雨の恋について話しに来たの。」



「ふーん。時雨がね。」



なんだその興味なさそうな声は。



「それより、もうクッキー焼けたの?」



話題を変えてみる。



「あー、出来たけど、楓、いる?」



「いるいる!!!」



元気よすぎ。



俺たちは氷雨の作ったクッキーを食べながら、恋バナをすることになった。