「しかもなぁ、日向嘘下手過ぎんぞ。月下風也ってあの学校1のイケメンだろ?あのうさんくさい笑顔振り撒いてる。勉強も?スポーツも?完璧王子ってやつか。そんなやつが日向なんかに告るかよ。コクったとしても遊びだな」


太陽が呆れたようにため息をつく。


「ー…もん」


「あ?」


「遊びじゃないもん!!しかもうさんくさい笑顔とか言うな!!太陽のわからずや!ハゲ!頑固親父!!太陽のばーかばーか!!」


私は勢い立ち上がり、キッと太陽を睨んで、ついでに持っていたクッションを太陽に向かって投げつけて、私は自分の部屋へ向かった。


途中、「いって!」って太陽の声が聞こえたけど、私は無視をしてリビングを出た。