まったくー。我が弟ながら行き先が不安だよ…。


まぁ?もう一回ぐらいならー?この日向様が話してあげないこともないけどねー??


「うん!告白っっされたんだよ!!」


「ぇ。マジで?誰??」


太陽が目を真ん丸にして私を見つめる。


ふふん。聞いて驚け。


「あの月下風也君!!」


しーん。


まさにそんな擬音が似合いそうなほどに静まり返ったリビング。


ふふふ。驚かせ過ぎちゃったかな?


「寝言は寝ていえ。馬鹿日向。」


…ほぇ?


「聞いてほしい重大な話があるとか言うからわざわざ貴重な時間を割いてやってんのに、こちとら期末が近いんだよ(怒)」


「むっほんとだもん!!」

私は頬をぷくーと膨らませた。


太陽…絶対信じてない。


「だいたい、日向も同じガッコなんだから期末あるだろ。そんなくだらないこといってないで勉強しろ」