4月、高校デビュー。
友達たくさん作って、かっこいい彼氏ラブラブして、そんな虹色の夢を描いていた。


そんなこと、ただの妄想で終わってしまうのか…少し脳内によぎる入学前日
〜〜〜〜〜〜(=´∀`)人(´∀`=)〜〜〜〜


「ふぁーー……おきなきゃっ!」
入学式から、遅刻しそうな私、明菜 美緒
(あきな みお)
楽しみすぎて寝れなかったんだよね
あははw

顔洗って、歯磨いて、制服に着替えて…………
「いってきます☆」
私は走って学校に向かった

その途中…

どんっ

「わっ!!」
ん……?いててて……
上を見ると私と同じ学校の制服を着た男の人がいた

「すみませんっ急いでたもので…」

「ん……いや、こっちこそごめん…気づかなかった………はぁ……」

ため息つかれた…初日から最悪…泣

「あ、血………」

「え?」
右腕を見ると血が少し出ていた

「はぁ………ん、」
男の人は私に絆創膏を差し出した

「あ……ありがとうございます」
私が受け取ると男の人は学校に向かって歩きだした

「あ、、あの!!お名前は?」
男の人に大声で叫んだ

男の人は私の方に振り向いた

「須川 徹(すがわ とおる)……」

「すがわくん…………」
わたしはなぜか口からその言葉を言っていた


〜学校〜
学校到着☆☆クラスは…1-3だから…ここかな♪
はぁ、朝から災難だったなーー、腕ヒリヒリする…

「あ、美緒ーーー♪おはよーー」

「聖奈!!おはよぅ」
砂州 聖奈(さすき みな)は私の中学からの友達、友達を越して親友……かな、

「わっ、美緒、腕どーしたの?!」

「ぶつかっちゃったんだよね……」

「えぇー災難だったねww
だれと?ここの生徒?」

「あ、そぅそぅ……たしか…須川徹くんって人だったかな……?」

「え??!!」
聖奈はびっくりして硬直してしまった

「ん?聖奈??」

「須川徹……徹様はこの学校のイケメン3に入ってる人だよ!!
すごく、かっこいいよねー♡あの無気力な感じ♡♡もー、考えてるだけで胸いっぱい」
聖奈がこんなに話すの始めてきいたかもww
須川徹くんってそんなに有名なんだ…

「その、イケメン3って他に誰いるの?」

「美緒知らないの?!まったく……
この、桜木高校イケメン3の
1は寿 優様♡(ことぶき ゆう)
2は須川 徹様♡(すがわ とおる)
3は松村 千沙様♡(まつむら ちさと)
だよ!!!もー、みんなイケメンなんだよ(((o(*゚▽゚*)o)))」

「へっ……へぇ…」

「それに、このイケメン3は、彼女いないらしいの!!」

え?じゃあ、須川くんもか……
ちょっと、嬉しいかも…
って何考えてんだろ

「そうなんだ 聖奈、がんばって☆」

「うん!美緒もね!!!」

いやいや、何を言ってるんだよww
恋してないよww

「おーい、席につけーーー!!」

先生が来たので私達は自分の席に座った



〜体育館〜
入学式が始まった よく、私はよくきいてなかったけどww

そのあと、体育館がいきなり真っ暗になった……
「ん?なんだろ……」
私はキョロキョロしていたら、後ろから聖奈の声がした
「美緒っ!イケメン3でてくるよっ☆☆」
えーーーー?ここで?うそっ須川くん………


「お待たせしましたっ寿と須川と松村の登場ですーー♡」
すると、体育館のステージの証明がついた
「きゃぁぁぁぁぁぁぁあああああ」
女子がいっせいに叫びだした
「優さまぁぁぁぁ!!」

「須川様Loveーー!!」

「千沙様ーーっ可愛い♡」

女子が怖くなったww
はぁ、怖いなwww
聖奈は………
「寿様ぁぁぁぁぁ!!」

聖奈もかww本当すごい人気なんだな…

「今年はーーーー彼女を作りたいと思いまーーーーーっす!!」

寿っていう人がいきなり言い出した

「えええええええええええええ!!」

男子も女子もびっくりしてますw

「それで、今回!!くじで彼女を決めたいとおもいまーーーーーーっす!!」

「えええええええええええええ!!」

私も一緒に叫んでしまった

まぁ、どーせ私じゃないけどねwこんな確率当たらないもんww

「最初ーちさと!引いて!」

「え、僕が先なの?優からやってよ」

「いーから!!!手入れて!!」

ゴソゴソガサガサ………
「ちさとの彼女はーーっ2年2組
橋本 えみり (はしもと えみり)ちゃんでーす!!

「きゃぁぁぁっ!!」
1人の女の人が叫んだ
あの人がえみりさんかな?

「盛り上がって来たねーーっ次はー俺っ!!」

次、寿さんかな?
聖奈をみると、手と手を組んで神様に願うように願っていた
そーいや、あのくじすごい量入ってるなww初めて見たよw

「うーーんとーー、、、はいっ
1年2組篠原 胡桃(しのはら くるみ)ちゃんーーー!!よろしくねーーくるみーー!!」

「きゃぁっよろしくお願いします寿様ーーーーっ!!」

隣のクラスの子かな……
「聖奈、元気だしてっ」

「うぅ……美緒おお泣泣」

あ………次、須川くん

「次はーー徹のばんだよ!!
どーぞーーーー!!」

緊張で、心臓が、ばくばく……

「徹はーー、、、1年3組明菜 美緒ちゃんでーーす!!」

え……………えぇ?私??
「美緒!!!すごいじゃん!!」

「ななななな何、、どどどどーゆこと?!」
心の声がでちゃったよ!わわわ……

「はーい、じゃーあ、今呼ばれた3人前出て来てーー」

私を含む3人は、ステージにのった

目の前に………須川くん……………

「あーー、須川徹ですーー、、よろしく」

「あ、、はい……」

「…………名前…」

「あっ、明菜 美緒です!
あと、今日の朝ありがとうございました」

「……ん?あぁ、お前か、腕….ごめん
な美緒」

カァァァ 自分でも顔真っ赤って分かるくらい顔が熱い……でも呼び捨ては…胸キュン………

「ふっ、顔真っ赤」

「知ってますぅぅ…………」

「はーーい、後はお家でも、どこでも
仲良く頑張ってくださーい!!」
はい!終わりーーー!」
寿さんの言葉で、幕はとじた。

でも、これからどーすればいいんだろ………


その日の放課後、学校を出ると、
須川くんがいた、
「須川くん……?」

「あぁ、やっときたか……どっか寄って帰らないか?」

えっそれってデートですか?!

「は……………はぃ」

「くくっwwまーた、顔真っ赤wキスしたらもっと顔真っ赤だろーなww」

「なっっやめてください!!」

「はいはいwいくぞ美緒」

「あ、うん!!」

そのあと、カフェいったり、ゲームセンターいったり、楽しい時間を過ごした


緊張したけど


「はぁーっっ楽しかった!!家まで送っていただきありがとうございました須川くん!!」

「あぁ…いや、こちらこそどーも」

「ふふ、ではっ」

「待てよ」

?!え?そんな低い声で……

「俺のこと徹でいーから。付き合ってるんだし」

「あっ、つぃ……ごめん!
と……徹…じゃあ、またね!!」

「うん、それでいい……美緒……」

「え?」

私が徹にふりかえった瞬間

「チュ……………」

!?!?!?!?

「はぁ……美緒……俺、お前のこと好きになったみたい……
これから……よろしくな……
愛してる…」

「徹………私も好きなの………
徹が、私のこと好きってなんか信じられない……う………嬉しいよ」

あれ、なんだか、涙が止まらない……

「美緒………ありがとう 俺がお前のこと守るから、誰よりも愛してやる……
チュ」

「んっ」

♡美緒♡
私に、彼氏ができました。
とても、イケメンで、学校でも
有名な彼に好かれた私は幸せ者です…
いきなり出会って、いきなり付き合うことになって、いきなり惹かれあって…
それでも、あなたを一生愛し続けたい…これからも、大好きだよ?徹


☆徹☆

俺に彼女ができました。
彼女はちょっと天然で、俺の好みとは全く違う人だった。
だけど、彼女は、分からないけど
とても、愛らしくて、守ってあげたくなった。
今は美緒だけに俺をみていて欲しい。
そして、俺は美緒の全てを知りたい。

これからも大好き…美緒

私達の歴史はこれから作られていく。
絵本のなかのプリンスのようにかっこいい彼氏は今は私だけのもの。


私だけのプリンス